「フライトドクターの平均年収は?」
「フライトドクターになる方法は?」
「ドクターヘリに対応している基地病院はどこにある?」
「出動できるドクターヘリの数はどのくらい?」
このような疑問をお持ちの方に向けて、プロの転職エージェントが詳しく解説します。
フライトドクターは救急科に分類され、平均年収は1,215万円です。
これは医師の中で何番目に高いのでしょうか?
フライトドクターを目指している方はもちろん、フライトドクターがどのような診療科なのか知りたいという方もぜひ参考にしてください。
フライトドクターの年収は?
ドラマなどでも注目されているフライトドクターと呼ばれる医師は少なく、年収の明確なデータはありません。
ただし、フライトドクターが所属する救急科の平均年収は1,215万円です。
各診療科の平均年収を比較してみましょう。
順位 | 診療科目 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | 脳神経外科 | 1,480.3万円 |
2位 | 産科・婦人科 | 1,466.3万円 |
3位 | 外科 | 1,374.2万円 |
4位 | 麻酔科 | 1,335.2万円 |
5位 | 整形外科 | 1,289.9万円 |
6位 | 呼吸器科・消化器科・循環器科 | 1,267.2万円 |
7位 | 内科 | 1,247.4万円 |
8位 | 精神科 | 1,230.2万円 |
9位 | 小児科 | 1,220.5万円 |
10位 | 救急科 | 1,215.3万円 |
11位 | その他 | 1,171.5万円 |
12位 | 放射線科 | 1,103.3万円 |
13位 | 眼科・耳鼻咽喉科・泌尿器科・皮膚科 | 1,078.7万円 |
データ引用:https://doctor.mynavi.jp/column/workstyle034/#a1
フライトドクターは激務と言われる救急科のひとつですが、平均年収を見ると下位に位置します。
救急医の平均年収が低いのは、主に以下の理由があるためです。
- 給与水準の低い大学病院や公立病院などで勤務する救急医が多い(地方の場合)
- 平均年齢は41.7歳で、全医師の平均年齢49.9歳と比べると若い医師が多い
- 高給与を得られるベテラン医師になる前に体力・気力面を理由にリタイヤする医師が多い
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フライトドクターとは?
フライトドクターとは、ドクターヘリ(救急用ヘリコプター)に乗り現場に向かい、患者を治療する医師のことです。
フライトドクターといえば「コードブルー」というドラマを思いつく方もいるのではないでしょうか?
災害現場や事故現場など、緊急を要する場面でドクターヘリに乗り込み、駆けつけて処置を施します。
ドクターヘリは、以下の人員で構成されています。
- フライトドクター
- フライトナース
- ヘリの操縦士
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フライトドクターになるには?
医師がフライトドクターになるには、以下の2つの条件をクリアしなければなりません。
- 医師としての経験
- ドクターヘリがある病院での勤務
ここでは、フライトドクターになるために必要な3つの条件についてそれぞれ解説します。
①医師としての経験
研修期間を終えれば、自身が望むキャリアに沿った診療科を選べます。
フライトドクターを目指す場合は、救急専門医で経験を積みましょう。
救急専門医として、経験や知識、実力を蓄え続けておくことで、フライトドクターになる道が見えてきます。 あわせて読みたい
②ドクターヘリがある病院での勤務
救急医の知識を身につけても、ドクターヘリがない病院ではフライトドクターになれません。
フライトドクターを目指している場合は、あらかじめドクターヘリが配置されている病院で救急専門医として働きましょう。
フライトドクターになるための研修も、ドクターヘリが配置されている病院で受ける必要があります。
各病院での勤務を通じ、フライトドクターとしての適正が認められれば採用されるケースもあるため、チェックしておきましょう。
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ドクターヘリは全国で56機 (2022年現在)
ドクターヘリは全国47都道府県に56機が配備されています。
ちなみに、京都府はドクターヘリを運営する「関西広域連合」に属していますが、基地病院はありません。
フライトドクターになりたいならプロに相談
フライトドクターを目指す場合、救急科の経験の有無で今後の道筋が変わってきます。
フライトドクターの求人は他の診療科と比べて特殊のため、自力で転職先を探すのはハードルが高いと言えます。
転職に失敗しないためにも、転職のプロであるエージェントに相談するのがおすすめです。
医師専門の転職エージェント「メッドアイ」では、医療系特化型の転職サイトや、医療機関のホームページにも掲載されていない求人を紹介することが可能です。
転職希望について深くヒアリングし、希望に沿った転職を実現できます。
興味のある方はメッドアイに無料登録し、フライトドクターになるためのサポートを受けてみてはいかがでしょうか。
まとめ(フライトドクターの年収となる方法)
今回は、フライトドクターの平均年収に関する情報を紹介しました。フライトドクターは年収に関するデータが少ないため、救急科の平均年収を参照しています。
フライトドクター(救急科)の平均年収は1,215万円で、他の診療科と比べると平均的か少し低い傾向にあります。
フライトドクターになるには、まずは救急医の経験を積むことが大切です。
フライトドクターの転職に関して相談したい場合は、医師専門転職エージェントの「メッドアイ」に問い合わせてみましょう。
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