• スポーツドクターの平均年収は?
  • スポーツドクターへのなり方とは
  • スポーツドクターが年収を上げるには?

と疑問に感じている方に向けて、スポーツドクターの基本的な仕事内容や平均年収について解説します。

「スポーツドクター」とは、アスリートやスポーツをする方の診療・治療を専門で行う医師・職業のことです。
スポーツドクターになるにはいくつかポイントがあります。

人気のスポーツドクターになった後に年収を上げる方法も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。


スポーツドクターとは

スポーツドクターとは、名称の通り「スポーツにかかわる人を対象にした治療を行う医師」を指します。
スポーツプレイヤーやスポーツチームに対し、医療・治療という形でサポートするのが仕事です。

専門領域は、スポーツ選手の骨や筋肉、関節など「運動器」の治療で、整形外科医の資格を持った医師がスポーツドクターになるのが最も多いケースです。
また、怪我の治療だけでなくメンタルケアも実施する時もあります。

自分もスポーツが好きで、医療でスポーツにかかわりたいと考える医師にとっては、まさに天職と言えるでしょう。

スポーツドクターの平均年収

労働政策研究・研修機構の「勤務医の就労実態と意識に関する調査」によると、スポーツドクターに多い「整形外科医」の平均年収は1,289万円です。
スポーツドクターの平均年収も同程度になります。

以下がスポーツドクターに多い整形外科医の年収の割合です。

画像引用:https://axxis.co.jp/magazine/54632

平均年収に該当する1,000〜1,500万円の割合は全体の34.7%です。
1,500万円以上の割合も33.1%であることから、比較的高い収入を得ていると判断できます。

上記はあくまで整形外科医に関するデータで、スポーツドクターに関してはさまざまな例があります。スポーツドクターの年収例は以下にまとめました。

  • 平均年収は658〜869万円
  • 1,277万円と掲示している媒体もある
  • 初任給の目安は30万円程度
  • 平均的な月給目安は54万円

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スポーツドクターになるには

スポーツドクターには、医師免許とは別に必要な資格があります。ここでは、スポーツドクターを目指すための基礎知識を紹介します。

医師免許が必要

スポーツドクターという名称だけ聞くと、カジュアルな印象を受ける方もいるかもしれません。
しかし、スポーツドクターも立派な医師であり、整形外科医などの資格を必要とします。

スポーツドクターを目指す場合は、まず医学部で学びましょう。その後、国家試験に合格して医師免許を取得します。

さらに必要な資格と取得方法

スポーツドクターになるには、医師免許以外にもいくつかの資格が必要です。
以下に必要な資格と、それぞれの取得方法などについてまとめています。

資格名特徴取得条件・方法
日本スポーツ協会公認スポーツドクター・スポーツ協会によって1982年に作られた資格
・健康管理・ケガ予防・診断・治療・競技能力向上などをサポートする
・競技会に参加する場合もある
・医師免許を取得して4年経過している
・日本スポーツ協会(もしくは加盟団体・準加盟団体)から推薦を受ける
・スポーツ医学の講習会を受講する
日本整形外科学会認定スポーツ医・日本整形外科学会によって1986年に作られた資格
・整形外科医としての専門性を活かした治療の実施が目的
・スポーツが原因のケガ・障害の予防や診断・治療を実施
・医師免許・整形外科医の資格が必要
・スポーツ医学の研修会を受講する
日本医師会認定健康スポーツ医・日本医師会によって1991年に作られた資格
・一般住民を対象とした診療・メディカルチェック・運動指導・運動処方を実施する
・指導者への助言・スポーツ大会などの救護活動なども実施できる
・医師免許を取得していることが条件
・日本医師会・地域の医師会が実施する講習会を受講する

スポーツドクターが年収を上げる方法

スポーツドクターは整形外科医の資格が必要のため、年収や仕事内容も整形外科医と近いと言えます。

ただし、スポーツドクターの年収は働く場所で変動します。
例えば、アマチュア選手を対象とした治療を行う場合は、年収は高くても1,800〜2,500万円ほどです。公立の医療機関でスポーツドクターになる場合も同様です。

一方で、プロのアスリートを治療できるスポーツドクターになれれば、2,000万円以上や3,000万円台を実現することも可能です。
より高い年収を得るためには、プロ選手の専属ドクターになることが挙げられます。
3,000万円台の年収を実現する場合は、現地での試合だけでなく海外遠征などに同行する必要もあるでしょう。

ただしスポーツドクターの求人は、通常はほとんど目にすることがありません。そのため、医師専門の転職エージェントに相談する必要があります。

スポーツドクターを目標にしている場合は、医師専門の転職エージェントを活用してください。
医師専門の転職エージェントの「メッドアイ」では、通常の求人媒体にはない求人を含めてさまざまな仕事を紹介しています。

希望するキャリアプランに関する相談もできるほか、市場価値の把握もできるため、スポーツドクターを目指す場合はメッドアイに登録してみてはいかがでしょうか。


まとめ(スポーツドクターの年収)

今回は、スポーツドクターの基本情報や平均年収、なり方や年収を上げる方法について紹介しました。
スポーツドクターとは、アスリートやスポーツ選手の治療や指導、ケガの予防を専門で行う医師のことです。

整形外科医の免許が必要になるため、年収も整形外科医と同等となります。
整形外科医の平均年収は1,289万円で、比較的高い年収が期待できるといえるでしょう。

ただし、スポーツドクターになるには、医師免許と整形外科医としての資格、その他の資格を保有していることが条件です。
医師免許を取得してすぐスポーツドクターになることは難しいため、まずは整形外科医を目指すのが一番の近道となります。

また、スポーツドクターになるための情報収集や相談は、一般的な診療科よりも難しい傾向にあります。
医師専門の転職エージェント「メッドアイ」を利用し、スポーツドクターとして理想のキャリアを実現しましょう。