医師が転職する場合でも履歴書が必要です。
履歴書はフォーマットが決まっているため、フォーマットに沿って作成するのが基本です。
しかし、転職を成功させるためにはどのように作成すべきか悩みますよね。
「医師が転職する際の書き方は?」
「履歴書作成のポイントは?」
「履歴書の評価がアップするポイントは?」
など疑問が浮かびませんか?
初めて転職をする場合はもちろん、転職経験があってもこのように思うこともあります。
転職を成功させるには履歴書の書き方がとても重要です。
この記事では、医師の転職で失敗しない履歴書の書き方と評価アップのポイントを3つご紹介します。 あわせて読みたい
履歴書を作成する際の参考にしてください。
【医師転職】成功する履歴書の書き方
履歴書は自分自身のことを記す書類で、以下の7項目で構成されています。
- 写真
- 学歴
- 職歴
- 資格
- 業績
- 志望動機
- 趣味
実際に作成すると簡単なようで難しい項目ばかりです。
ここでは項目別に書き方のポイントを解説します。
① 写真
履歴書には写真が絶対に必要です。
最近はスピード写真でもかなりきれいに撮影ができますが、履歴書には写真館でプロに撮影をしてもらうことをおすすめします。
なぜなら、プロに撮影をしてもらうと、色合いや顔の角度などさまざまな調整をしてもらえるからです。
履歴書の写真には人柄が出るため、身だしなみに気をつけることも重要です。
撮影時はジャケットとシャツで、しわや汚れが無い服装にしましょう。
男性は髪の毛を短くしたり、女性ならまとめたりして医療職に相応しい清潔感を出すことも大切です。
他には、ひげは剃る、メイクはナチュラルメイクで血色を良くすることもポイントです。
② 学歴
学歴を記入する時、あえて高校卒業から記入することがポイントです。
大学卒業から記入することも間違いではありませんが、高校名から記入することで地元が分かったり、丁寧な印象を与えたりします。
学校名を記入する時のポイントは、略称などで省略しないことです。
多くの場合、高校は〇〇高校と記入します。しかし、履歴書で学歴を記入する時は、〇〇県立〇〇高等学校のように正式名称で記入してください。
学校名と学部を記入すると長くなる場合は、無理に1行にせず2行で記入しても問題ありません。
③ 職歴
最も重視されるポイントです。
略称にせずに正式名称で正確に記入し、在籍期間、職位も必ず記入しましょう。
また、医療機関は医療法人名も記入し、企業は正式名称で記入しましょう。
④ 資格
資格には医師国家資格に合格した日付を記入するだけではなく、医師登録番号も必ず記入してください。
医師用の履歴書には、医師登録番号を記入するスペースがあるタイプと無いタイプがあります。スペースが無いタイプでも、必ず医師登録番号は記入しましょう。
その他に専門医・認定医・指導医などの資格を取得している場合は、忘れずに記入してください。
これらの資格の有無で年収やポジションに影響するからです。
⑤ 実績
実績は、これまでの学会発表や受賞歴・研究論文・研究助成など、アピールしたいものがあれば記入します。ただし、いくつもある場合、代表的な実績を詳しく記入してください。
ここで実績を記入することは、自分の特徴を伝えることにもなります。
また、下記も合わせて記入すると、印象に残りやすくなります。
- 発表した学会名
- 論文のタイトル
- 講演会
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⑥ 志望動機
志望動機は履歴書の中で一番大切です。
書く内容は、なぜその医療機関を選んだのかを中心に書くことがポイントです。
働きたいと思った理由や、自身ができることなどを記入します。
限られたスペースのため、人事や採用担当者に熱意が伝わることを意識して構成や内容を練って下さい。
転職のたびに履歴書を使いまわしていたり、応募先の医療機関が複数あったりする場合は、志望動機を提出する医療機関ごとに作成しなおしましょう。 あわせて読みたい
⑦ 趣味
書類選考の時点で、趣味はあまり大きな影響はありません。 あわせて読みたい
ただし、記入しておくと面接時に話題作りができ、場が和むきっかけになります。
履歴書に空欄があるのはよくないので、必ず記入しておきましょう。
履歴書の評価アップポイント3つ
履歴書の記入項目は誰でも同じです。
そのため、少しでも他の転職者と違いを出すことが大切です。
ここでは履歴書の評価アップのポイントを3つご紹介します。
添削をして質にこだわる
履歴書から伝わる情報は、記入されている実績や職務経歴だけではありません。
以下のことが履歴書から読み取れます。
- 論理的思考力
- 構成力
- 仕事の丁寧さ
- コミュニケーション能力
それぞれの項目から具体的にどのような情報が読み取れるか解説します。
■論理的思考力と構成力
文章から論理的思考力と構成力が読み取れます。
履歴書は記入する項目は決まっていても、記入する内容は決まっていません。
いかに人事や採用担当者に分かりやすい文章で、自分を知ってもらうかが大切です。
ただし、情報を多く記入していては読みにくくなります。
構成をしっかり決めてから作成しましょう。
■仕事の丁寧さ
現在は履歴書をパソコンで作成し提出することも可能です。
しかし、中には手書きを求められることもあります。
手書きで履歴書を提出してもらい、仕事の丁寧さを見るためです。
下記のような項目で、仕事の丁寧さが見られます。
- 項目の記入漏れがないか
- 誤字脱字がないか
- 学校や資格は正式名称で書かれているか
■コミュニケーション能力
履歴書でどの程度コミュニケーション能力があるかも判断されます。
人事や採用担当者は、必ず医師や医療関係者とは限りません。
ポイントは、誰が読んでも分かるように書くことです。
学会で発表した内容や研究内容を記入する時、専門用語ばかりでは伝わりづらくなります。
人事や採用担当者は、一枚の履歴書からさまざまな情報を読み取ります。
沢山ある履歴書の中から「会いたい」と思わせることが大切です。
自分自身を紹介することは、誰が行っても難しい作業です。
履歴書を作成したら何度も読み返して確認します。
動機や実績といった他の応募者との違いを出せる項目で、文章がうまく作成できているか確認をしましょう。
見落としがちな誤字脱字にも注意してください。
時間をあけて読み直すと、誤字脱字や文章の違和感に気づきやすくなります。
項目はできる限り全て埋める
人によっては、どうしても埋めることが難しい項目があります。
しかし、履歴書の各項目は記入することが基本です。
特に趣味の項目は迷うこともありますが、なにか記入しておきましょう。
ただし、資格欄は例外です。保有していない資格や免許を書くことはできません。
記入することが無いと空白になりますが、空白のままでは記入漏れか記入することが無いのかがわかりません。
記入項目が無い場合は「なし」または「特になし」と記入しましょう。
履歴書はパソコンで作成
特に指定がなければ、履歴書をパソコンで作成することも可能です。
新卒採用での履歴書は、人柄が分かるという理由で手書きが好まれます。
しかし、転職の場合はこれまでの実績や経験した業務内容などが重視されます。
手書き作成かパソコン作成かが合否に影響することはほとんどありません。
また、転職活動は仕事をしながら行うことがほとんどであり、忙しい時間の合間に履歴書を作成します。
パソコンで履歴書を作成をすると、手書きよりも作業時間が短縮されます。
さらに、複数面接予定がある場合は、パソコンで作成すると転用が可能です。
ただし、作成後はプリントアウトをして文字が途中で切れていないか、誤字脱字は無いかなどを必ず確認してください。 あわせて読みたい
履歴書の内容に悩んだらどうすればいい?
ここまでいくつかポイントをご紹介しました。
しかし、履歴書の作成を自分ひとりで行うのは不安に感じることもあるでしょう。
ここからは履歴書の内容に悩んだ時に活用できる方法を2つご紹介します。
転職エージェントに相談
履歴書の作成方法や内容が心配になったら、第三者である医師専門転職エージェントに相談することも方法のひとつです。
文章は自分では伝えたいことを書いたつもりでも、読み手側には伝わらないことがあります。
文章の印象は、自身で読み返しても判断できないこともあります。
そのため、第三者の目で確認してもらうことがポイントです。
医師が転職に使用する履歴書は専門性が高いため、誰でも添削したりアドバイスしたりすることは難しいことです。
応募した人事や採用担当者に履歴書の出来栄えを確認することも当然できません。
また、転職活動は仕事をしながら行うことがほとんどです。
1人で転職希望にあった転職先を探したり、面接のアポを取ったりしなければいけません。
少しでもスムーズに転職活動をするためにも、医師専門転職エージェントを利用することはおすすめです。
医師専門転職エージェントはさまざまな会社があり迷ってしまいます。
そんな時は『メッドアイ』がおすすめです。
メッドアイを利用すると以下のメリットがあります。
- 最新の情報を提供してくれる
- 入職前だけではなく入職後もフォローしてくれる
- 転職希望に合う転職先を未掲載も含めて探してくれる
- 履歴書の作成や作成後にもアドバイスをしてくれる など
メッドアイは利用している方が不安にならないようにこまめに連絡をし、転職が成功するようにサポートをしてくれます。
迷っている時は「メッドアイ」を活用してください。
知り合いの経営者に相談してみる
もし知り合いに病院経営者がいる場合は、履歴書の内容について相談してみることも方法のひとつです。
特に、採用担当をしている知り合いであれば、書類選考で見るポイントを把握しているため、確認してもらうと修正箇所を知ることができます。
また、良い印象を与える記入方法などのアドバイスを受けることもおすすめです。 あわせて読みたい
まとめ(医師転職で失敗しない履歴書の書き方)
医師の転職を成功させるためには、履歴書は大切な書類です。
まず、面接にたどり着くためには履歴書の内容がカギとなります。
各項目は必ず記入したり、第三者に添削を依頼したりして、失敗しない履歴書を書くことが大切です。
メッドアイといった医師転職エージェントを利用することも方法のひとつです。
履歴書の作成をはじめとした、転職に関することを相談できます。
転職エージェントも活用しつつ、転職を成功させてください。