- 採用担当者から見て志望動機は?
- 志望動機を書くコツは?
- 志望動機の例文を読みたい
上記のような疑問や要望をお持ちの医師の方に、志望動機を書くコツをご紹介します。
自分のアピールポイントを見つける方法についても解説しますので、転職をお考えの方はもちろん、非常勤アルバイトに提出用の履歴書を作成中の方も是非参考にしてください。
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履歴書の志望動機欄の役割
志望動機は履歴書の中で最も重要な項目です。
採用担当者に自身の以下の要素をアピールするという役割があります。
- 入職熱意
- 人柄
- 文章力(論理的思考力)
採用担当者から見ると、志望動機から熱意が伝わらない人より、「本当に採用されたい」という熱意が伝わる人の方が採用したくなるのは言うまでもないでしょう。
人気の求人だと、応募してくる人の中から採用する人を選ぶため、志望の熱意は必ず伝えた方が有利です。
医師という職種の採用には、経験や技量が特に重要視されます。
しかし患者さんや他のコメディカルスタッフとのコミュニケーションも医師として必要不可欠なため、コミュニケーション能力や人柄も採用担当者にとっては重要な判断ポイントになります。
また、論理的思考力は物事の問題解決に必要な能力であり、ビジネスで重要視されるスキルのひとつです。原因や対策などを相手にもわかりやすく伝えることができるため、医師としても必要な能力のひとつだと言えるでしょう。
採用したいと思ってもらうには、「入職熱意」「人柄」「論理的思考力」を最大限アピールする必要があります。
最大限アピールすることにより、あなた自身により興味を持ってもらうのです。
よって、その項目をアピールできる志望動機欄は履歴書の中で最も重要な項目だと言えるのです。
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志望動機の構成を考える
- 結論
- エピソード、根拠
- 結論
志望動機は、言いたいこと、アピールしたいことをまず結論として先に述べます。
そしてその結論に真実味を持たせる具体的なエピソードや根拠を述べて、その結論に至った経緯や理由を説明します。
最後にもう一度アピールしたいことを述べて締めくくります。
文字数は、履歴書の志望動機欄のサイズにもよりますが、一般的には200~300文字程度が理想的だと言われています。
構成から、論理的思考力なども判断される可能性があります。そのため構成からきちんと考えて作成しましょう。
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内定を勝ち取る志望動機・自己PRの書き方とポイント
志望動機は文字通り、志望の動機です。「なぜ他の病院ではなくその応募先を志望するのか」を明確にしましょう。
また、上記の通り志望動機からその人の「入職熱意」「人柄」「論理的思考力」を判断します。
「なぜ他の病院ではなくその応募先を志望するのか」を明確にし、「入職熱意」「人柄」「論理的思考力」が伝わる志望動機を書くことがポイントです。その上で必要なことは以下です。
- 応募先にとってプラスになることをアピールする
- 応募先の経営理念や、院長について調べる
- 具体的な文章にする
また、基本的に医療機関は長期間働いてくれる医師を求めているので、長期的な目標やキャリアプランをアピールするのも効果的です。
志望動機に書いたことを、面接時に質問されることが多くあります。掘り下げて質問されることを想定して、すぐに答えられる、嘘のない志望動機にしましょう。
応募先にとってプラスになることをアピールする
自身が応募する職場で何を学びたいか経験したいか、自身がプラスになることだけをアピールするのではなく、「採用したら応募先がプラスになる」ことをアピールしましょう。
例えば、
資格取得を目指す医師へのサポートが充実しているという貴院の教育体制を知り、私もその環境で学び成長したいと考えたため、貴院を志望します。 |
ではなく、
資格取得を目指す医師へのサポートが充実しているという貴院の教育体制を知り、私もその環境で学び成長したいと考えました。また、私自身、学生時代の部活動でキャプテンとして部員の教育を任されていた経験があり、資格を取得した暁には、自身の経験を生かして教育をする立場としても貴院に貢献したいと考えております。 |
採用担当者からすると、自院を利用して学びたい、成長したい人は他にもたくさんいるのです。
入職希望者がプラスになることだけをアピールされても採用意欲は湧きません。
この人を採用したら病院にとってもプラスになる、という人を採用したいと思う気持ちを理解し、アピールすることが大切です。
応募先の経営理念や、院長について調べる
応募先にとってプラスになる人材だとアピールするためには、応募先がどういった人材を求めているかを知る必要があります。
応募先のホームページから、経営理念や医療への考え方、院長の経歴など、応募先の特徴を調べてください。そうすると、自身のどういったところをアピールすれば、応募先にとって必要な人材だと感じてもらえるかがわかります。
求人情報に、仕事内容や求める人材像が書かれている場合は、その人材に当てはまることをアピールすればいいことがわかります。
例えば、業務内容、求めるスキルに「手術対応が可能な方」と書かれていたら、これまで経験した手術内容をアピールすることで必要な人材だと伝わります。
また、求める人材像や病院の経営理念に「患者さん第一、患者さんに対して常に最善のサービスを提供する」と書かれていたら、自身も患者さん第一だと考えていることを、具体的なエピソードなどを踏まえてアピールすれば必要な人材だと感じてもらえるかもしれません。
(例文)
貴院の、「患者さん第一、患者さんに対して常に最善のサービスを提供する」という経営理念に非常に共感したため、貴院の一員として貢献したいと考え志望いたします。 私は医師人生の中で、患者さんこそが第一、常に患者さんにとっての最善策を考えることを信条としております。それは、以前、○○(エピソード)といった経験をし、患者さんに対して○○といった対応をしたところ、その患者さんは○○になり非常に感謝していただいたという経験をしました。病院の状況や自身の状況ではなく、常に患者さんを第一に考えることが大切だと心から感じました。この経験は、貴院で働く際、○○の場面でも大きく貢献できると考えております。 |
など、自身をアピールできる要素を応募先の考え方から見つけることができれば、何をアピールすれば良いかがわかるかと思います。
具体的な文章にする
志望動機を読んでもらって、必要な人材だと説得する必要があります。
求める人材像に「積極性をもって診療に取り組んで下さる方」と書かれていて、「私は積極性を持って常に診療に取り組んでいます」と言っても、あまり信用できません。
取り組んでいる具体的な内容や、積極的に取り組む理由などを具体的に説明した方が説得力があり、良い印象を与えられるでしょう。
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自分の弱みからアピールポイントを見つける
自身のアピールポイントがすぐに思いつく方と、思いつかない方がいるでしょう。
思いつかない方は、自身の弱みは見つけることができますか?
弱み(短所)だと思っていることは、見方を変えると強み(魅力)にもなります。
以下は弱みを強みに変換する例です。左の弱みは右の強みに変換できます。
弱み | 強み |
---|---|
優柔不断 | 慎重に判断する |
マイペース | 周囲に流されない |
心配性 | 責任感が強い・先を読んで行動ができる |
面倒くさがり | 効率的 |
せっかち | 対応が早い |
理屈っぽい | 説得力がある・論理的思考力がある |
単純 | 素直 |
意志が弱い | 柔軟性が高い |
こだわりが強い | 妥協しない |
このように、自己分析をする中で弱みだと感じていることを強みにかえて、志望動機・自己PRを作成してみましょう。
自分のアピールポイントがわからない?志望動機の作成に悩んだら
自身のアピールポイントに悩んで、志望動機が書けない方は、転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。
医師専門の転職エージェント「メッドアイ」は、これまで数多くの医師の転職をサポートしてきている実績があります。履歴書も数多く見てきているため、的確なアドバイスを受けることができるでしょう。
どういった志望動機が内定を取りやすいのか、どのような志望動機にしたらいいのか、一人で悩まずまずは気軽に相談してみることをおすすめします。
まとめ
志望動機は、自身の以下の要素をアピールするという役割があります。
- 入職熱意
- 人柄
- 文章力(論理的思考力)
上記を最大限アピールできる志望動機を、構成も考えながら丁寧に作成することが重要です。
志望動機の構成は以下の通りです。
- 結論
- エピソード、根拠
- 結論
志望動機を書くポイントは以下の通りです。
- 応募先にとってプラスになることをアピールする
- 応募先の経営理念や、院長について調べる
- 具体的な文章にする
書き方のコツを参考に、是非内定を勝ち取る履歴書を作成してください。
あなたの転職活動が成功することを祈っています!